C 言語を使うためには、コンパイラが必要です。コンパイラの導入の方法は OS によって異なります。
コンパイラ(cc または gcc)が、はじめから入っていないことは、まずないと思います。自分で導入するには、まずコンパイラ(GNU Gcc)のソース(gcc-3.2.2.tar.gz または gcc-2.95.3.tar.gz)をダウンロードします。以下は記述どおりにやってください。はじめの % はユーザ権限でできること、# はルート権限でやる必要があることを示しています。詳細は GNU Gcc のウェブページをみてください。
% tar zxvf gcc-3.2.2.tar.gz -C srcdir
(srcdir には解凍先のディレクトリを指定します。)
% cd srcdir
% cd gcc-3.2.2
% ./configure --prefix=installdir
(installdir にはインストール先ディレクトリを指定します。)
% make または gmake
# make install または gmake install
tar に z オプションがついていないときは
% gzip -cd gcc-3.2.2.tar.gz | tar xvf - -C srcdir
としてください。
configure または make の時にエラーが出る場合は、GNU make が必要です。make-3.80.tar.gz をダウンロードして、以下のようにインストールしたあとで、もう一度、GNU Gcc をインストールしてください(その際、make の代わりに gmake を使う必要があるかもしれません)。詳細は GNU make のウェブページをみてください。
% tar zxvf make-3.80.tar.gz -C srcdir
% cd srcdir
% cd make-3.80
% ./configure --prefix=installdir
% make
# make install
有名なコンパイラは、Microsoft Visual Studio .NET や Intel C++ Compiler など有料のもののほか、Borland C++ Compiler や Windows に UNIX 環境を構築する GNU Cygwin に入っている GNU Gcc など無料のものがあります。cygwin のインストール方法は decile's homepage を参照してください。